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ナスカの地上絵
多くの謎を秘めた地上絵で知られるナスカ文化は、西暦100年から800年ころまで栄えていたと言われています。地平線まで続く大平原に、数百もの幾何学模様や生物の絵を地面に描きました。10mほどの小さな絵から300mの巨大な絵まで、空から見下ろさないと判別できないので、これらの絵がなぜ作られたのか、今も謎のままです。絵は地面を足でこする程度の小さな線で描いただけですが、年間を通じて雨が降らないことから、1000年以上も絵は消えずに残っています。ペルー旅行の代表ともいえる観光地域です。
首都リマから、車でパン・アメリカン・ハイウェイを南下して、ナスカまたはイカへ移動します(所要約6~8時間)。翌日の早朝、セスナ機または双発機でナスカの地上絵の上空を遊覧します(所要約1時間)。
●パラカス滞在
イカ近郊のパラカスは、太平洋岸にある小さな漁村です。バジェスタ島観光やナスカ遊覧飛行で宿泊する町です。ペルー旅行の最後を、ここでゆっくり過ごすのもお勧めです。村から離れた砂漠にある“5つ星ホテル”に泊まれば、プライベート・ビーチで砂漠と海を望みながら、贅沢な一日を過ごせます。※赤道直下ですが、南からの冷たい寒流により海水温はとても低いです。海辺にプールも併設されています。
●バジェスタ島
リトル・ガラパゴスと呼ばれるバジェスタ島は、イカ近郊の町パラカスからボートで観光します。島は、ペンギン、オタリア(アシカ科)、グンカンドリなど、鳥類と海洋哺乳類の楽園です。パラカスから往復約3時間で見学します。上陸は禁止されていますので、ボートからの見学となります。