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「パタゴニア」ブログ記事集
パタゴニアの基点カラファテ町と「ペリトモレノ氷河」
パタゴニアの基点・カラファテ
カラファテは、アルゼンチン・パタゴニアの基点として栄える小さな町です。アルゼンチン湖の湖畔に位置します。ペリト・モレノ氷河、ウプサラ氷河、そしてクリスティーナ牧場やチャルテン村へ行く場合の拠点となります。中心部のリベルタドール通りに沿って繁華街が並びます。
ここからチャルテン村へは、片道約3時間の距離です。また、チリのプエルト・ナタレスへも国境を超えるバスが運行しています。
ペリトモレノ氷河
先端部の幅が約5km、高さ60mを誇る巨大なペリト・モレノ氷河は、南部パタゴニアの観光名所となっています。夏には平均2m前進して、大砲のような轟音をだして崩れ落ちます。豊富な降雪と絶妙な流速により、森の中に氷河が流れ込むという絶景が見れる場所です。4月には、付近の南極ブナが紅葉で赤くなり、さらに美しい景観を楽しめます。
パタゴニアの美食:子羊のアサード
アルゼンチン名物の焼肉アサードの中で、パタゴニアの子羊のアサードは絶品料理として世界中のツーリストが絶賛しています。
パタゴニアのコイロン草を食べた放牧によるパタゴニア羊の肉は世界最高級とされて、羊肉の特有の臭いも無く、苦手な人もパタゴニアでは好物となるほど魔法の料理です
パタゴニア人の心のシンボル:草原を駆ける牧童「ガウチョ」
パタゴニアの大草原の大半が私有地の牧場です。巨大な牧場では東京都の杉並区と同じくらいの規模に10万頭の羊を放牧していたりします。
この牧場を管理しているのが、牧童「ガウチョ」です。ガウチョとは開拓時代のシンボルであり、パタゴニアの人々にとっては独立や質実剛健の象徴ともいえる存在です。大草原で遊牧民のように暮らすガウチョも、パタゴニアでぜひ見たい人々です。
大草原の牧場“エスタンシア”
牧童・ガウチョが駆ける大草原の大牧場は「エスタンシア」と呼ばれます。羊毛産業の衰退とともに、現在ではツーリストに門戸を開いた観光牧場もあります。宿泊可能な部屋はわずか3,4部屋ですので、少人数で広大な牧場の風景を独占することができます。牧場内には山脈や氷河が含まれるので、宿泊者のみが訪れることができる幻の風景などもあります。
「ウプサラ氷河クルーズ&クリスティーナ牧場」観光
フィッツロイ山群(エル・チャルテン村)
エル・チャルテン村
エル・チャルテン村は、パタゴニアの名峰・フィッツロイとセロトーレの山麓にある小さな村です。エルチャルテン村をベースに、体力や経験、趣向に合わせて、フィッツロイ朝日展望ツアー、テント泊トレッキング、日帰りハイキングなどを手配可能です。
この村が建設されたのは1983年です。それまでは数家族のみが牧場経営で暮らしていた辺境地区でした。近年、パタゴニアのペリトモレノ氷河(起点:カラファテ町)が観光地として大きく発展する中で、チャルテン村も注目を集めるようになりました。まだ住民が2000人ほどの小さな村で、素朴なパタゴニアの雰囲気に浸れます。
名峰フィッツロイとセロトーレを望むには、トレッキングの豊富なコースがあり、車で山々を展望するコースもあります。
名峰フィッツロイ
フィッツロイ山群を代表するフィッツロイ峰(3405m)は、チャルテン村からのトレッキングで展望可能です。世界中の山岳愛好家から神格化される名峰は、それぞれの体力や技術、趣向に応じて、日帰りハイキング、テント泊トレッキング、または車道から展望可能です。
第二の名峰セロトーレ
フィッツロイ峰に次ぐ名峰セロトーレは、針峰ともいわれ、世界で最も登頂が難しい山としても有名です。フィッツロイよりもさらに難しい天候の山なので、もし展望できたならとても運のよいことです。