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風景写真家・松井章のブログ

ギアナ高地ロライマとエンジェルフォールの景色:映画「カールじいさんの空飛ぶ家」①


ディズニー映画「カールじいさんの空飛ぶ家」は、ギアナ高地に興味のある方には欠かせない作品です。

ストーリーも面白い映画で、大人の自分でも涙あり笑いありの映画だったので、買って永久保存しようと決めるほど良い映画です。

旅の舞台となるギアナ高地は、地名や登場人物など変えていますが、まさにギアナ高地です。
主人公が子供の時から大事にしていた「エンジェルフォール」のイメージは、ラトンシート島から見上げる構図に似ていました。

ジャングルの奥深くにある幻の滝です。
この景色を見ることを目標に心に秘めている人が、世界にどれだけいるのでしょうか。

映画はテーブルマウンテンのテプイ山上台地へと舞台は変わっていきます。
このテプイの山上台地の描写が正確で驚きました。
現場を実際に歩いて身に付けた描写なのでしょう。

山上台地は、映画ロストワールドでも舞台となったほど、地上の生態系から隔絶された世界です。
大陸移動プレートテクトニクスの軸とも言われ、地球最古の岩盤が残ります。
その固い岩盤だけが残り、柔らかい岩は長い時間をかけて風化して、無数のテーブルマウンテンが屹立する今の景色ができたのです。

描写される景色はギアナ高地そのものです。独特の岩や、ピンク色の砂、独自の進化を遂げた植物など。

細部へのこだわりという点では、主人公が使うロープの結びめもしっかりロープワークされているようです。

映画で出て来る景色の一つ、テーブルマウンテンの山上から対岸に遠望する滝の場面は、
ロライマ山の南西壁から望む“クケナン滝”に似ています。

ロライマ山は、エンジェルフォールからは、セスナ機で1時間離れた場所にあるので、「エンジェルフォール&ロライマ」となると、期間は非常に長くなります。
ロライマ山麓にはヘリが数機ありますがコストは非常に高いので、山歩きが好きな方は、テント泊(5~6泊)で麓の草原から歩いて登るのが良いでしょう。
※ポーター、機材などは全て弊社で手配可能です。
「2回目のギアナ高地」として、「ロライマ・トレッキング」もお勧めです。

ギアナ高地:専用ページ

ギアナ高地:専用ページ

アンデス高原鉄道「アンディアン・エクスプローラ」:リニューアル運行

アートパネル-額装写真-販売:南米の壮大な自然を飾る

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