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初日の出と「紅富士」
あけましておめでとうございます。
写真は東京・御岳山塊の大岳山の山頂から望む富士山の初日の出です。
紅く燃える富士山は「紅富士」とも呼ばれ、古来より日本人にとって縁起の良い風景とされてきました。
日本人の原風景、あるいはシンボルとも言える富士山は、その完璧な美しさにおいて世界でも屈指と言えるでしょう。
御岳山から大岳山へ:東京・御岳エリア
年に一度だけ深夜運転する御岳ケーブルカーを利用して御岳へ。御岳神社で初詣をしてから、大岳山の山頂への約2時間は真っ暗の登山道を歩きます。
ほとんど登山者のいない静かな道で、見上げれば木の間に煌々と星空が輝き、眼下には眩く光る東京のネオンが綺麗でした。
山頂に着くと、山並みのはるか向こうに、凛々しく鎮座する富士山が姿を現します。夜空は東の空から徐々に白み始め、富士山はまるで自ずから発光するかのように微細に色彩を変化していきます。
初日の出の最初の一線が富士山を照らしたとき、予感に満ちた福音のような美しさがほんの一瞬だけ、世界を包み込みました。
富士山の展望台は元旦となればどこも人でいっぱいですが、大岳山は20人もいたかどうか、静かに朝日を楽しめました。
関連ページ:東京・御岳エリア(青梅)