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栄養価の高い雑穀・キヌア
キヌアとは、ペルー・ボリビア・エクアドルなど標高4000m前後の高原で生育する、アンデス高原の植物です。粟やひえと同じ分類で、その癖になる食感と自己主張しすぎない控えめな味が特徴です。
インカ文明以前、数千年前から食用としてアンデスで栽培されていた、アンデスの人々にとって米のような身近で重要な存在なのです。
スーパーフードと呼ばれる所以はその栄養価の高さにあります。NASAが定める理想的な宇宙食の一つにも指定されるほどで、近年では欧米でヘルシー食材として注目され原材料の値段は上昇しています。地産地消されていた食材が海外に行くことで、地元の人々が確保しづらい状況になってきています。
日本でも輸入食材店に行くと購入できますが、現地との値段の差は大きく、日本ではキヌアは高級食材です。
定番料理:キヌアのサラダ「ソルテリート」
定番料理は、キヌアのスープや、サラダ「ソルテリート」でしょう。
このサラダは、キヌアを始め、タマネギのみじん切り、プチトマト、オリーブオイル、ライム果汁、角切りチーズ、スモークサーモン、さらにお好みに合わせてコリアンダーを混ぜます。シンプルですが、このサラダはやみつきになる味で、店ごとに味やデザインが全く異なるのも魅力です。
キヌアの正しい茹で方:ペルー流
キヌアを茹でるコツは7分茹でて、少し蒸らすのがペルーの主婦の鉄板ルールだとか。
ご飯のように炊いてしまうと食感が失われるので、茹で方は「ペルー流」がお勧めです。
世界で注目されるペルー料理
ペルー料理が世界で注目されるほどに成長したのは、国策としてペルー政府が振興に資金を投じたことがあります。
移民国であるペルーでは、本来のインカの人々の料理に加えて、フランス料理、日本料理、中華料理などのエッセンスが混ざっていました。この素地を進化させるように、味とデザインにこだわるペルー料理が、カリスマ・シェフの元で一気に知名度を高めました。それはこの20年ほどでしょう。
日本のおすすめペルー料理レストラン
日本でもいくつもペルー料理の店があります。
特に、近年の発展したペルー料理の系譜を継ぐ若いペルー人シェフの店はお勧めです。
●ペルー料理&バル:ALDO(アルド):http://baraldoperu.favy.jp/
住所:東京都港区北青山3-6-26 第5SIビル B1 電話番号:0364277223
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