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虹色の地層の山「レインボーマウンテン」
レインボーマウンテンは、ペルーのアンデス山脈の一つ、アウサンガテ山群の外れにあります。
正式な名称はビニクンカ(約5100m)という名前ですが、むき出しの地層が虹のように見えることから、レインボーマウンテンという名前で呼ばれるようになりました。
▲この谷は特に赤く「レッドバレー」と呼ばれる
この山のカラフルな色は土や鉱物で成り立ちます。
たとえば、ピンク色は赤粘土や鉄、白は石英、緑色はマグネシウムなど、様々な地層が見事に顔を出しているのです
周囲には、アンデス高原の草原がどこまでも広がります。
乾燥した荒野ですが、アルパカやリャマにとっては、牧草地です。
あちこちで草を食んでいました。
インカ帝国の都として有名なクスコから、日帰りで訪れるのが一般的ですが、車で片道3.5時間はかかります。
観光とはいえ、非常に標高の高い場所にあるので、高度障害にはとても注意が必要です。
標高約5000mの駐車場から、約1時間ほどは展望台まで歩く必要があります。
クスコ(3300m)で多少でも高所順応していれば、息は切れるものの、展望台にたどり着くことはできるでしょう。