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冬至の収穫祭「太陽の祭り」で盛り上がるクスコ
毎年ペルーでは、6月下旬の冬至の日に「インティライミ(太陽の祭り)」というお祭りが開催されます。
先住民ケチュア族の人々によるお祭りで、ペルー各地で開催されます。
中でも最も大きいのが、クスコの祭りで、南米3大祭に数えられるほどです。
クスコでは、5月末にもキリスト教の大祭が催されて、そのまま太陽の祭りまで、一ヵ月以上もお祭りムードです。
真冬ですので、赤道に近いとはいえ南半球ですので、夕方の5時を過ぎると暗くなってしまいます。
そのなか、中心部のアルマス広場では仕事や学校の授業を終えた人たちが集まり、熱心にパレードの練習をしています。
本番の太陽の祭りでは、街中でパレードのチームが民族舞踏を披露することになります。アンデス音楽に欠かせない楽器、ケーナやチャランゴ、太鼓などのリズムに合わせて、民族衣装をまとった人々が踊り歩くのです。
パレードでは、人だけではなく、リャマやアルパカも動員されて、クスコ中心部は実に賑やかです。
インカ帝国の滅亡以来、キリスト教化による抑圧という時代を経て、人々はキリスト教を信仰しながらも、アンデスの信仰も年々取り戻しているように感じます。
5月から6月にかけて、中心部のアルマス広場はとても賑やかで、民族音楽や舞踏を見る機会もあるでしょう。
この時期は寒いですが天気が良い乾季で、クスコを訪れるベストシーズンです。