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ワイワッシュ山群の名峰:ヒリシャンカ
“ハチドリの嘴”を意味する鋭峰ヒリシャンカ(6094m)は、ペルーのアンデス山脈の奥地ワイワッシュ山群の名峰です。
基点となる町・ワラスから、車で悪路を丸一日かけて移動してようやく山麓に到着します。先住民の人々でさえもあまり住まないことから、まさに「秘境」と言うべき山域なのです。
ワイワッシュ山群が屏風のように林立する大展望の丘で、夕日を待ちました。
標高4200mで森林限界を越えているので、視界を遮る木が無い草原の斜面です。草原と言っても、油断すれば鋭いサボテンを踏んでしまいます。
夕日の時刻になると、徐々に空や山の色が変わり始めます。もくもくと沸き立つ雲にも夕日が当り、山と雲が黄金色から徐々に夕日に焼けていく。「焼ける」という表現よりも「輝く」という表現の方が正しく思えてきます。
夕闇が迫る黄昏時に、あたりはシンと静まり、遠くに氷河の融水が川に流れ込む音だけがかずかに響いていました。
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