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「虹色の山」と聖なるアウサンガテ山群
レインボーマウンテン(ビニクンカ)は、七色の積み重なった地層が地表が露出した、その名の通り「虹色の山」です。クスコ周辺の最高峰にしてインカの聖山アウサンガテ山群の山麓に位置します。インカ以前の時代から、アウサンガテ山群(6384m)は崇拝の対象であり、今日でもその伝統が続いています。
2013年にその存在が注目されるようになってから、レインボーマウンテンの七色に輝く尾根を望むために、多くのツーリストが訪れるようになりました。
といっても、レインボーマウンテンの展望台となる山頂部は、標高5020mです。綿密な準備が必要となります。
トレッキングのコースや日数に応じて、3つのトレッキング・プランを用意しました。
【新ルート】レインボーマウンテン日帰りハイキング
レインボーマウンテンを日帰りで往復するには、早朝にクスコを出発する必要があります。クスコから約2時間の村(4600m)から歩行を開始します。地元ケチュア族の生活風景を、遠くにアウサンガテ山群を望みながら歩きます。約2時間でレインボーマウンテンの展望台・ビニクンカ(5020m)に到着します。
展望台に着くと、トレッキング・スタッフは聖なるアウサンガテ山群にコカの葉を捧げる儀式を行い、旅行者の安全を祈ります。
復路は、時間があれば“赤い谷”と呼ばれる谷も歩きます。休憩を含めて、往復約5時間のハイキングの後で、夕刻にクスコに戻ります。
1泊2日トレッキング
レインボーマウンテンの景観をより堪能するのであれば、2日間のトレッキングをお勧めします。高所順応も時間をかけて行えるので、体への負担が少ないのが特徴です。
また、地元ケチュア族の人々の生活風景もじっくりと見ることができるでしょう
4泊5日トレッキング
レインボーマウンテンのトレッキングに、聖山アウサンガテ山群を経由するのが4泊5日のトレッキングです。
このコースの特色は、アウサンガテの氷雪峰に接近することができる点です。標高4000~5000mのアンデス高原特有の大草原を歩きます。
・ロッジ泊トレッキング:快適なロッジを利用します。
・テント泊トレッキング:山岳風景にこだわり、テント泊で歩きます。
アンディーナトラベルで歩く「レインボーマウンテン」
日帰りハイキング、2日間トレッキング、そしてアウサンガテ山群トレッキングと組み合わせたり、レインボーマウンテンの歩き方にはいくつかの方法があります。
トレッキングのプロだからできる「レインボーマウンテン・トレッキング」は、アンディーナトラベルにお任せください
マチュピチュ遺跡やウユニとセットで巡るのもお勧めです。
レインボーマウンテンで「乗馬」をお勧めしない理由
レインボーマウンテンでは、緊急用にいつでも馬を雇うことが可能です。ツーリストによっては初めから全て馬を使う希望もありますが、あまりお勧めできません。乗馬用の馬ではないこともあり、落馬の事故がときどき起こるからです。落馬する時には、骨折するケースが多いですので、馬はあくまで緊急時のみに利用すると考えましょう