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パイネ国立公園の絶景ポイント:アマルガ湖
東西に分かれるパタゴニアで、西側のチリで最も有名なのがパイネ国立公園です。
花崗岩の2000m級の岩峰がひしめきあっています。
正式名称は「トーレス・デル・パイネ国立公園」です。トーレスとは「塔」を意味します。
パイネ山群の山々はまさに塔と形容されるような峰が集まります。
パイネ国立公園を巡るときは、山群の懐に深く入り込むので、なかなか遠望することができません。
展望地によって、パイネ山群の形も全く異なるのですが、アマルガ湖畔はお勧めです。
アマルガ湖の「アマルガ」は「苦い」を意味するスペイン語です。高濃度の塩湖で、岸辺にはびっしりと塩の結晶が積もっています。
おそらくこの湖に生息する藻の影響ですが、うっすらと緑色で、晴天の日に、空の青と混ざると、何とも言えない美しさになります。
水深が浅いことから、朝は鏡のように凪いでいることが多いです。
この藻を食べるために、フラミンゴがいることもあります。
アマルガ湖からのパイネ山群の展望では、右奥に国立公園の名の由来となったトーレス・デル・パイネ峰が見えるのが特徴です。3本の岩塔が見えるポイントは少ないので、こうして美しいアマルガ湖とともに素晴らしい絶景となります。
デメリットがあるとすれば、その他のクエルノ峰やグランデ峰は、左側の前衛峰アルミランテに隠れてしまっていることでしょう。
とはいえ、訪れるツーリストも少ないので、パイネ山群の絶景を満喫できる場所です。