南米のラクダは主にアンデス高原に生息しているが、グアナコは低地に適応しています。乾燥した草原を好み、パタゴニアの大草原でなら、どこでも見ることができます。
グアナコを至近距離で撮影するコツは、他の野生動物と同様に静かに根気良く同じ時間を過ごすことでしょう。
できれば風下であれば警戒されにくいが、何よりも大事なのは同じ目線で静かにじっとしていることだと思います。
警戒は徐々にほぐれていき、お互いの間合いは徐々に縮まっていきます。それでも、ある間合いを越えてしまうと逃げてしまうので、最短の間合いを掴んだら、あとは草原から顔を出して、彼らが見ている世界を感じることが理想です。
そんなゆったりと流れる時間を野生動物と共有できたなら、それはとてつもない幸運なことなのです。(チリ・パイネ国立公園)