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チリ暴動の余波
チリの首都サンティアゴで激化したデモは暴動に発展する中で、先日はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議と国連気候変動枠組み条約第二十五回締約国会議(COP25)が中止に追い込まれました。
反政府デモは首都以外の地域でも行われているので、正確で最新の状況を踏まえて行動する必要があるでしょう。
特に、この反政府デモでは香港のデモを模倣している要素があるので、空港などの公共施設が封鎖されていないか空港の運行の確認は重要となります。
下記は、チリ側の南部パタゴニアのプンタアレナス、プエルトナタレス、パイネ国立公園の状況です。
チリ・南部パタゴニアの最新状況
チリ側の南部パタゴニアでは、ツーリストへの影響は出ていないので、安心して旅行することができます。
チリ・パタゴニアの玄関であるプンタアレナス空港は100%稼働しています。また、プンタアレナス市内の観光スポットや博物館も通常通り平常にオープンしています。
デモ自体は小さく行われましたが、市民生活に影響はないです。プンタアレナスではツーリストの受け入れは地元における重要な収入源ですので、ツーリストへの影響は出ていません。
パイネ国立公園の玄関口であるプエルトナタレスでは、散発的に小さなデモは行われています。これは健康・年金・給与に関するデモで、一般の市民生活やツーリストには影響は出ていない模様です。
トーレス・デル・パイネ国立公園は、デモの影響は全くなく、通常通りオープンしています。
上記の通り、チリ側のパタゴニアではツーリストへの影響はほぼ皆無ですので、あまり心配の必要はありません。
しかしながら、世界情勢は常に流動的ですので、情報は常に新しいものを見るようにしましょう。
アルゼンチン・南部パタゴニア:影響は皆無です
南部パタゴニアのアルゼンチン側は、今回のチリのデモによる影響は全く出ていません。
これはチリの国内問題ですので、アルゼンチン側のパタゴニア(カラファテ、ペリトモレノ氷河)は平常通りに平和そのものです。
外務省による注意喚起
外務省からは、今回のチリ暴動に関して「注意喚起」を継続しています。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2019C118.html