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パタゴニア特産の羊
パタゴニアでは針峰群と氷河、草原しかイメージされませんが、実は「食」でも世界で唯一の素材を持っています。
それは「羊の焼肉(アサード)」です。グルメを自負する何人ものお客をご案内して、必ず絶賛する「美食」です。
アルゼンチンの食文化が「肉」に特化していることも大きく関係しています。アルゼンチンには約3000キロ以上もの長大な海岸線があるにも関わらず魚を食べる文化は皆無で、肉食に専門特化しています。
そして、名峰フィッツロイ周辺が最も美味しい羊のアサードを食べるポイントとなるでしょう。
パタゴニアのアサードで食べるラム肉の味のレベルは、日本で食べる羊とは次元が違うほどの美味なのです
肉食文化に特化したことで得た“アサード”のシンプルで深い味は、日本ではどうしても再現できない域に到達しています。香辛料をほとんど使わずに、粗塩のみで約4~5時間も遠赤外線でじっくりと焼き上げます
首都ブエノスアイレス近郊であれば牛のアサードとなりますが、パタゴニアであれば羊です。
パタゴニアだけで食べることができる幻の伝統料理「羊のアサード」
「羊」のアサードは、アルゼンチン料理と大地の豊穣が凝縮された粋であり、他の場所では再現不可能です。なぜならパタゴニアだけに自生する草を食べて放牧された羊だけの味であり、冷凍するとその味は損なわれるので、ブエノスアイレスでも食べることができないのです。食べるためには、パタゴニアに行かなければならない。
▲アサードに欠かせないソース:チミチューリ
ここ数年はこの美食が欧米人に伝わり、値段は高騰してお店も増えていますが、お店のレベルも玉石混交。お店選びも重要となってきています
▲チョリソ(左)、サルチーチャ(右)。辛味があるというのは日本人の誤解です。本物は辛味は全くなく、ステーキの延長のような存在です。アルゼンチンのチョリソが正統派です
アンディーナトラベルで手配する食の旅
私がご案内するパタゴニアの添乗員同行トレッキング・ツアーや山岳写真撮影ツアー、またはアンディーナトラベルで手配するパタゴニアの個人旅行では、「羊」も食せるようにしています。トレッキング・ツアーといえども「食」にこだわる旅となります。
最近では、羊のみを食べに行きたいというグルメ・グループの問い合わせも来ています。こだわる方には、牧場でのアサードにご案内しています
パタゴニアで雄大な山を望むトレッキングをしながら、羊を食べることこそが、パタゴニア旅行の王道と言えるでしょう
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