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パタゴニアの春の象徴:アネモネ
まだ冷たい風がアンデス山脈から吹き下ろす早春のパタゴニア・フィッツロイ山麓は、花の季節です。
新緑の緑や花々の生命が一気に芽吹く早春のパタゴニアは、まだツーリストも少ない静かで美しい季節です
いろいろな花が咲く春で、パタゴニアの春を象徴するように咲く花といえば、「アネモネ」でしょう。
パタゴニアの森を形成する南極ブナは、樹齢100年ほどで風に倒されて最後を迎えます。
その森にぽっかりとできた日当たりの良い空き地に、アネモネの群落を見つけることができます。
森の隙間の日当たりの良い場所はトレッキングの休憩場所でもあるので、木陰にザックを置き一息つくときに、きっとアネモネが目に付くことでしょう。群落でクリーム色の大きな花を咲かせるので、とても目立つのです。
フィッツロイ山麓では、とくアネモネを見かけるのはセロトーレ展望台に向かうトレイルです。
11月~12月のパタゴニアの春を代表する花の一つです。
*名称Anemona (Centella) / 学名:Anemone multifida
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