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パイネ国立公園の絶景の展望台:ペオエ湖畔
パタゴニアのパイネ国立公園の山々を、ペオエ湖畔で望む。
ペオエ湖畔の良さは、パイネ山群の全景を望むことができることです。
左から、グランデ峰、クエルノ峰、アルミランテ・ニエト峰。
クエルノ峰の右後ろに、トーレス・デル・パイネ峰の先端が顔を出しています。
ペオエ湖は、氷河が溶けた水が源です。
氷河に含まれる微細な鉱物により水中で光が乱反射することで、美しいエメラルドをしているのだとか。
太陽が一番高くにある時間帯に、最もエメラルド色に映えます。
たとえ曇っていても、美しい色に変わりがないのは不思議です。
わずかでも陽光があれば、湖の色合いに大きく影響するようです。
パイネ山群の上に輝く星空を見れたのなら、それは幸運なことです。
山群の西側にある巨大な「南部氷原」の影響で、パイネ山群には常に雲が多く、暴風が吹き荒れるからです。
ペオエ湖から望むパイネ山群の夜空はまさに漆黒です。
氷原の反対側はすぐに太平岸で、イースター島までのはるか数千キロ、全く人工物が存在しないからです。
上空で暴風が吹き荒れると、レンズ雲などの高層雲が変幻自在に形を変え、そこに斜光線が当たると幻想的な景色が生まれます。一日の中に四季があると言われるパタゴニアでは、とても幸運な一瞬です。
山岳写真、トレッキングに抜群に良い場所です