Loading

風景写真家・松井章のブログ

パタゴニア:フィッツロイ峰と天の川を望む野営地


“嵐の大地”と呼ばれるパタゴニアで、雲一つ無い夜空に、満天の星を望めたなら、それはとても幸運なことでしょう。

フィッツロイ峰は、先住民テウエルチェ族に“チャルテン=煙を吐く山”と呼ばれるほどに、雲はまるで噴煙であるかのように、山頂部に張り付くと離れない山であるからです。

秋のある日、月没後2時間ほどかけて、夜の闇はどんどん深くなり、星の数も増して行きました。
南半球の天の川は、星が密集して、まさに“天上の星の川”です。

インカ以前のプレ・インカ時代から、アンデスの先住民諸族は、天の川の黒い染みの部分(中州)の形に、リャマやヘビなどの名前を付けていました。

誰もいないベースキャンプの河原は、フィッツロイ峰と星空を望む、劇場の特等席です。
食堂テントからパイプ椅子を持ち出し、パタゴニアの秋の寒さに凍えながら、じっくりと星空撮影を楽しみました。

パタゴニア:フィッツロイ峰の星の軌跡を撮影

紅葉のパタゴニア:黄や赤に色づくフィッツロイ山麓

関連記事

  1. パタゴニアの希少動物「ウエムル鹿」と名峰フィッツロイ

    2017.02.18
  2. マルコーニ峠を目指して、氷河を登る

    2015.05.17
  3. パタゴニアの氷河の痕跡:迷子石

    2015.08.19
  4. パイネ・グランデ峰にかかる雲/チリ・パタゴニア

    2016.05.11
  5. アートフォト・ギャラリー「1x」選出作品:フィッツロイと小さな村

    2023.04.27
  6. 【パタゴニアの紅葉】華麗な南極ブナの色彩変化:フィッツロイ山麓

    2018.05.01
パタゴニア
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP