フィッツロイBCのある森は、パタゴニア独特の猛烈な風からも守られている貴重な場所です。
一般トレッカーの立ち入りできない特別な場所に設置されているので、プライベートキャンプとして、目の前のフィッツロイの展望を独占できるのは大変な魅力です。
雲で山頂が隠れてしまい、なかなか姿を現さない“待ち”の状態の時には、ドーム型で大きな窓付きの食堂テントで、天候回復を待つことができます。
最近は、太陽光発電で、テント内に電気も付くようになりました。
そして、今シーズン(2015/2016)から、なんと待望の簡易トイレも設置されました。
昨年まではベニヤ板の手作りでしたが、厚い希望に答えて導入されたものです。
キャンプの管理人は、常駐で1週間交代で詰めています。
寝袋とマットも倉庫に保管されているので、キャンプに到着する頃には、既にスタッフがテントを張っています。
管理人はアルゼンチンの家庭料理を作ってくれることもあり、“食”も楽しめるのがフィッツロイBCの魅力です。