天気の良い初秋のある日、はやる気持ちを抑えて、チャルテン村を出発します。
今年から、トレイル入口にはレンジャーが常駐して、入山者の確認をしています。
チャルテン村から望めるフィッツロイ峰は山頂部のみです。
トレイルに入ると、まずは気持ちの良い南極ブナの原生林を歩き、ぐいぐいと標高を上げて行きます。
この森は、マゼラン・キツツキが住む森なので、かなり高い確率でキツツキを見れるでしょう。
森の空気や、葉がこすれる音も心地よいので、森の中でのんびり休憩するだけでも至福の時間です。
緩やかな登りを40分も歩くと、徐々にフィッツロイが姿を現します。
木々の間からちらちら見えてくるフィッツロイも、カプリ湖からは、いよいよはっきりと望めます。
カプリ湖以降は、フィッツロイBCまで、フィッツロイにどんどん近づき、どんどん迫力を増していきます。