南部パタゴニアの基点の町・カラファテから、国道40号線を北上して、フィッツロイ山麓のチャルテン村へ。
パタゴニアの天気はある意味では分かりやすく、アンデス山脈から東に離れるほどに、目で分かるほどに乾燥して行きます。
カラファテで晴れていても、アンデスに接するフィッツロイ山麓では天候が全く異なるのです。
フィッツロイの南に広がるビエドマ湖の東岸に差し掛かると、フィッツロイ山群がずらりと見えてきます。
空を見上げれば、頭上は晴れていますが、フィッツロイ側は鈍く曇っていたりします。
国道40号線から、チャルテン村に続く23号線に入ると、進行方向のちょうど正面にフィッツロイ山群が見えてきます。
曇りで薄暗い空に、雲間から陽が差すと、えも言われぬ美しさを一瞬だけ見せてくれることもあります。
晴れている時は良いですが、曇りの時でも、雲や太陽が絶妙なライティングで鮮やかなにフィッツロイを見せてくれたりします。