Loading

風景写真家・松井章のブログ

「嵐の大地」エリック・シプトンのパタゴニア探検


「嵐の大地 パタゴニア探検 1958~1962」は、エリック・シプトンが後半生をかけることになるパタゴニア探検の前半のものです。

ネパールやインドのヒマラヤ山脈、パキスタンのカラコルム山脈で勇名を馳せたエリック・シプトンが、探検の新たな舞台にパタゴニアを選んだ時、既に彼は50歳でした。

開拓時代の探検家・アゴスティーニ神父やペリトモレノが活躍した時から40~50年近くが経っていた頃ですが、この秘境にはまだまだ文明の光は届かず厳しい探検を行うことになります。

シプトンが特に力をかけて何度も探検を行った地域が、「パタゴニア氷原(北部・南部)」です。
前半期には南部氷原の探検を繰り返し行います。
氷床に取りつくまでも大変な労力をかけて移動する地味な日々も、その全ての記録が克明に記されています。
そして、氷原でのリアルに過酷な日々の描写。

南部氷原のビエドマ氷河上流部にあると言われた「ビエドマ火山」の存在の真偽を確かめる記録と顛末は、私の好きな章となっています。

「嵐の大地 パタゴニア探検1958~1962」(著:エリック・シプトン/山と渓谷社)

アンディーナトラベルの山岳写真:ワンランク上の撮影旅行

ペルー料理でランチ:恵比寿「ミラフローレス」

関連記事

  1. パタゴニア再訪の象徴:カラファテの実に込める願い

    2020.03.12
  2. パタゴニアの遊牧民「ガウチョ」の祭りにて

    2018.07.20
  3. 数千年の歴史をもつテウェルチェ族の岩屋「手の洞窟」①

    2015.08.13
  4. パタゴニアで最も神聖な時間:フィッツロイ峰の朝日と夕日

    2019.05.13
  5. アルゼンチン伝統の大草原の料理:アサード

    2015.10.01
  6. ウプサラ氷河とクリスティーナ牧場⑧氷河谷の痕跡-パタゴニア

    2015.11.02
パタゴニア
2025年2月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP