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アンナプルナ内院へ
▲アンナプルナ・サウス(7219m)
ネパールのアンナプルナ山群の核心部の風景を見るためには、
約4日ほど歩いて、マチャプチャレ・ベースキャンプ、そしてアンナプルナ・ベースキャンプを目指します。
標高4000mくらいで、ようやく森林限界を越えると、そこは天国のような風景です。
草原はぐるりと、ヒマラヤの峰々に囲まれています。
▲左:アンナプルナ・サウス(7219m)、右:アンナプルナⅠ峰(8091m)
正面にアンナプルナ・サウス(7219m)峰を望みながら、一歩一歩進みます。
そして、最奥のアンナプルナ・ベースキャンプの高台に着くと、最奥に鎮座するアンナプルナⅠ峰(8091m)の屏風のような山容を望めます。
▲アンナプルナⅠ峰(8091m)
眼下の谷には、この巨大な山容を源流とする氷河があります。土砂に覆われているので一見すると氷河とは見分けできませんが、山から崩れて来る岩石に、氷河は覆われているのです。
温暖化の時代、氷河は著しく縮小して力を失うことで、年々荒涼とした岩石が目立つ谷へと変化してきています。