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マチャプチャレ・ベースキャンプにて
人が住む最後のデウラリ村を出ると、大きく長い谷もいよいよ終点に近づきます。
森林限界を越えているので、視界は広く、草原地帯です。
マチャプチャレ・ベースキャンプ(3700m)は、その名の通り、名峰マチャプチャレ(6993m)の真下にあります。
徐々に山が見え始め、山に見とれて歩いていると、マチャプチャレ・ベースキャンプに到着です。
アンナプルナ・サウス(7219m)が見事に見えますが、ここではまだ右奥にあるアンナプルナⅠ峰(8019m)は見えてきません。
マチャプチャレは、谷の下から見ていた形とは大きく変わり、鋭い三角形の山容となります。
高所順応を兼ねて、この日の午後は、このベースキャンプでゆっくり過ごします。
氷壁に浮かぶ見事なヒマラヤ襞を見ていると、もくもくと雲が湧き始め、いつの間にか周囲は霧に覆われていました。
夕日の時間、ふと空を見上げると、一瞬だけ夕日に染まるマチャプチャレが姿を見せてくれました。
夜になると晴れ始めたので、星空を鑑賞しました。
マチャプチャレの上には、満天の星を見ることができました。