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風景写真家・松井章のブログ

奇跡の絶景「レンソイス」の名の由来

レンソイスと呼ばれる所以とは

レンソイスといえば、青空と真っ白な砂漠、そして緑色の湖が織りなすコントラストの強い風景が一番美しいです。

しかし、それだけでは、レンソイスの本当の美しさを知ることはできません。

たとえば、
午後になると、海から吹く風とともに、徐々に薄い霧のような雲が空を覆うことがあります。
すると、太陽の光が傾き始めるころ、光はとても柔らかく空は水色へと薄くなっていきます。
砂漠と空の境界線が曖昧で、優しい光に包まれているようです。

レンソイスという名前は、ポルトガル語で「リネン」を意味します。

白い砂丘の連なりが、風にそよぐベッドカバー(シーツ)のように見えることから、レンソイスと名づけられました。

レンソイスがベッドカバー(シーツ)のように見えることを実感できるのは、この午後の薄い曇りの時間です。

きっと名づけた人も、コントラストの強い昼のレンソイスではなく、夕方前、薄い曇りの、微妙な時間帯の風景を見て、そう名づけたに違いないと思います。

水晶の砂粒だからこそ作りだせる繊細な風景です

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