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ブラジル・レンソイス砂漠が砂丘と風紋
レンソイス砂漠ではだいたいお昼を過ぎる頃から、風が吹き始める。
白い砂を巻き上げるので、日焼けした肌には砂が当たって痛いほどです。
海から吹く風はこの砂漠に欠かせない存在です。
砂を海から内陸へと絶えず供給しているのは風です。
小さな風紋もまた同じです。
人や森の生活もまた風に左右されます。
砂丘は風に動かされて、カシューナッツの森も村も飲み込んでしまうからです。
抗うことのできない力を前に、人はただ自然に合わせるだけです。
レンソイス砂漠を上空から見ると、砂丘の連なりのおおよその形を、砂丘の間に貯まる水とともに把握することができます。
すると、砂丘の向きは風向きに一致するような法則性も見えてきます。
そして、足元の小さな風紋もまた、同じ法則でできています。
巨大な砂丘と小さな風紋、この2つの風の創造物は、大小の差はあっても相似することが分かります。
撮影機材
★撮影機材:(ボディ)SONYα7R IV、(レンズ)ZEISS Batis 2/25, SAMYANG AF 35-150mm F2-2.8 FE, SIGMA 16-28mm F2.8 DG DN