Loading

風景写真家・松井章のブログ

レンソイス砂漠に吹く風が砂丘と風紋を創る

ブラジル・レンソイス砂漠が砂丘と風紋

レンソイス砂漠ではだいたいお昼を過ぎる頃から、風が吹き始める。
白い砂を巻き上げるので、日焼けした肌には砂が当たって痛いほどです。

海から吹く風はこの砂漠に欠かせない存在です。
砂を海から内陸へと絶えず供給しているのは風です。

小さな風紋もまた同じです。


人や森の生活もまた風に左右されます。
砂丘は風に動かされて、カシューナッツの森も村も飲み込んでしまうからです。
抗うことのできない力を前に、人はただ自然に合わせるだけです。

レンソイス砂漠を上空から見ると、砂丘の連なりのおおよその形を、砂丘の間に貯まる水とともに把握することができます。
すると、砂丘の向きは風向きに一致するような法則性も見えてきます。

そして、足元の小さな風紋もまた、同じ法則でできています。
巨大な砂丘と小さな風紋、この2つの風の創造物は、大小の差はあっても相似することが分かります。

撮影機材

★撮影機材:(ボディ)SONYα7R IV、(レンズ)ZEISS Batis 2/25, SAMYANG AF 35-150mm F2-2.8 FE, SIGMA 16-28mm F2.8 DG DN

関連ページ「レンソイス2024」








『しあわせ気分のスペイン語 10月号』連載「アラゴンを知る」:ピレネー山脈のオリーブ畑

夕焼けのレンソイス砂漠に浮かぶシルエット

関連記事

  1. 風紋と砂丘の幻想:白い水晶のレンソイス砂漠と風の贈り物

    2016.08.19
  2. タンゴ:ブエノスアイレスで生まれた“哀愁と情熱”のリズム

    2021.05.21
  3. アルパカの希少種「スーリー・アルパカ」

    2024.11.29
  4. 夕焼けのレンソイス砂漠に浮かぶシルエット

    2024.09.27
  5. インカトレイル・トレッキング②:ペルー・アンデスの古代遺跡を歩く

    2017.12.15
  6. パタゴニア南部氷原とは/写真展「パタゴニア」の予備知識

    2025.02.14
パタゴニア
2025年2月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP