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チキタノ族の小さな村:サンタ・リータ
コンセプシオンからアマゾンの未舗装の道を進み、さらに奥地のサンタリータ村へ。
ここは、チキタノ族が暮らす小さな村です。
チキタノ族の特徴は、信仰心に篤く、芸術の才能に長けていることですが、その根底には繊細さがあるのでしょう。
村には、ゴミ一つ落ちていなく、各家の敷地内はどこも、箒(ほうき)で常に掃き清められています。
どこの家にも、箒がすぐに目にすることができます。
掃除することが日課となっているのでしょう。
村の人たちはとても穏やかなで、声を掛けると簡単に家に通してくれて、生活を見せてくれました。
男性の姿を目にすることはなかったのですが、女性達は手織物を現金収入の一つにしています。
仕事を見せてもらっている横には、村の集会場がありました。
子供たちが集まり始めて、特に何をするでもなく、会話を楽しんでいるようです。
時間が経つにつれて子供たちはどんどん集まってきました。
それでも何をするわけでもなく、穏やかな時間がこの村には流れていました。
村の中心部には、チキタノ族の伝統的な教会がありました。
建築様式は同じで、木の列柱の模様は、日本のしめ縄と同じです。
チキタニアでは、人とすれ違う時には、必ず挨拶をします。
異邦人も同じで、挨拶を交わせば、興味を示して話しかけてきたりします。
まるで桃源郷のような素朴で豊かな村でした。