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高原都市ラパスと名峰イリマニ
ラパスは、富士山の山頂よりも高い標高にあります。
すり鉢状の都市は、標高3600mから4000mにかけて、人口は衛星都市を含めれば150万人以上の人が暮らしています。
この大都市を象徴する山が「イリマニ」です。
地元アイマラ族の人々の言葉で、“黄金のコンドル”を意味する山で、標高6439mもあります。
この山が一番美しいのは夕日の時間です。
赤道にほど近い緯度にあるので、年間を通して、だいたい18時前後に日が没します。
黄金は、アンデスの人々にとっては特別な存在です。
インカ帝国の宮殿が黄金に埋め尽くされていたように、黄金色は神聖な色合いなのでしょう。
イリマニ山がきれいな黄金色に染まった瞬間、何か良いことがあるのでは、と予感させました。