Loading

風景写真家・松井章のブログ

ボリビア・レアル山群のソラタ村:民族衣装とアイマラ族

アンデス山脈の小さな村・ソラタ

ボリビア・レアル山群のソラタ村は、急激に変化するボリビアの中で、ほとんどその景色を変えることのない素朴な村です。
小さな中央広場も町並みも、20年前とほとんど変わっていないような気がするほどです。
巨大な高原アルティプラーノの端から、アマゾンへと切れ落ちるて行く斜面に位置します。

とても恵まれた立地で、標高4000~5,000mの大高原アルティプラーノに比べて、農作物の収穫には適しています。
すぐ下にはアマゾンが広がるので、果物も豊富です。
標高約6,000mのイヤンプー峰の山頂部から、ソラタ村の下に見える谷の標高約2,000mくらいまで、一気に4,000mもの標高差の斜面が眼前に広がるからです。
この斜面では標高に合わせて、様々な農作物を育てることができます。

とても素朴で小さな村ですが、食べて行くには困らないほどには、大地の恵みを享受できる豊かさがあるのです。
その豊かさのおかげなのか、アルティプラーノの高原地帯の村よりも、穏やかな雰囲気が村に漂います。

ボリビアの先住民の大半は、アイマラ族です。
先インカ時代から、アンデス諸部族を大きく2つに分けると、アイマラ族とケチュア族です。
ペルーやエクアドルではケチュア族が大勢を占めるのに対して、ボリビアではアイマラ族が国の実権を握ります。

ボリビアはペルーに比べて、さらに民族色の強い国で、女性は鮮やかな民族衣装をまといます。
社会主義政権になってから、村に大きなサッカーのグラウンドができました。
夜にはナイターの照明を煌々と付けて、女性チームが練習に励んでいました。

ボリビア専用ページ

●エリア紹介:ボリビア(ウユニ塩湖)

レンソイス砂漠の大きな入道雲(ブラジル)

<動画>アタカマ砂漠の花園 “デシエルト・フロリド”

関連記事

  1. 【動画】アマゾンのレイナ・デ・エニン号クルーズ

    2015.01.10
  2. アタカマ高地からウユニ塩湖へ④ いよいよワイルドな国境越え

    2012.06.09
  3. 国際文化紹介展示「心いやされる場所」in東京ミッドタウン

    2022.09.22
  4. チチカカ湖「太陽の島」に広がる古代の段々畑

    2015.07.22
  5. アタカマ高地縦断:ラグーナ・コロラダのフラミンゴ

    2015.07.01
  6. 「ボリビアの聖峰イリマニ」夕日・夜景の山岳写真/色のバランス

    2021.11.08
パタゴニア
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP