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アルゼンチンの秘境・ウマワカ渓谷とは
アルゼンチン北部・ウマワカ渓谷は、ヨーロッパ系の白人が多数を占めるアルゼンチンにおいて、インカ系の先住民ケチュア族が多数派を形成するアンデス高原の珍しい地域です。
このウマワカ渓谷は、アルゼンチンの秘境・「虹の谷」のキャッチフレーズとともに世界中からツーリストが訪れます。最近はやっと日本人も訪れるようになってきています。ここ5年ほどで観光化された「14色の山」オルノカルは、ペルーで人気のレインボーマウンテンに対抗するような存在です。
ウマワカ渓谷の基点となるプルママルカ村は標高約2500mの谷の中にあります。周囲は、カラフルな地層が剥き出しの乾燥した谷で、陽光の照り具合により虹色に輝くことから「虹の谷」と呼ばれますようになった人口2000人の静かな村です。
4月~10月は乾季に当たり、雨はほとんど降らない気候で、砂漠のように乾燥しています。アリゾナのセドナに似た場所で、やはりここも少しスピリチュアルナな人が好む地域です。
アルゼンチン主要部に比べると人種構成が異なるので、ウマワカ渓谷は貧しい地域ではありますが、プルママルカでは強盗による被害は聞いたことがなく、基本的には平和な地域です。
一般的には安全なハイキング・ルート
滑落事故という報道ですが、日帰りハイキングで歩くルートはいくつあるのですが、危険な道は見当たりません。最も人気のハイキングコースは約2時間ほどの行程で、よほど不注意でなければ滑落することはないように思います。
他のルートも、一般的なツーリストがハイキングするルートでは、それほど危険な場所は無いと思いますので、何か他に不幸な要素が重なった事故なのかもしれません。ただし非常に乾燥しているので、斜面は滑りやすい箇所もあるので、斜度のある道であれば注意は必要でしょう。
アルゼンチンにおいても、秘境と呼ばれる地域ではあるので、できれば現地ガイドを付けて旅をするのがベストとは思います。