9/16に、アルゼンチン映画『笑う故郷』が、まず東京から上映開始されました。
人間が持つ本性の両面の描写が、シニカルでコミカルに表現されていて、少し歯がゆく胸が痛くなったりします。
そんな人それぞれの多面性を思わず笑いながら、またそこで進行する不気味な人間劇は見てのお楽しみでしょう。
人間はそんなものだと作品の根底に流れる雰囲気は、作者の人間愛かもしれません。
退屈で閉鎖的な故郷や一般的な退屈な日常の描写は、脳裏にすぐ浮かぶほど現実的に世界共通であり、どこに行こうとも自分はついてくるので、地球の裏に行ったとしても世界は実は何も変わらないものです。
主人公にとっては故郷を捨てることで得た成功と行き詰まりを、故郷に戻ることで起こる人間劇にどのように向き合っていくのか。
ラテン映画らしい切り口で、しっかり笑いも散りばめられて、なおかつラテン社会を知っている人にとっては身近に感じる描写で、退屈しない仕掛けをたくさん仕込んだ映画です。
南米アルゼンチンという国をイメージできない方には、アルゼンチンという国や国民性を知るためにもお勧めの映画です。
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映画『笑う故郷』
9月16日(土)~岩波ホールにて公開
名古屋シネマスコーレ他全国順次公開予定
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2016年ヴェネチア国際映画祭の最優秀主演男優賞に輝くオスカル・マルティネスの圧倒的な演技と緻密に入り組んだドラマ構成。監督は『ル・コルビュジエの家』の奇才ガストン・ドゥプラットとマリアノ・コーン。可笑しくて、哀しくて…笑うに笑えず、泣くに泣けない人間模様!数多くの映画賞を受賞した話題作『笑う故郷』
2017年9月16日(土)岩波ホールにて公開!!
目次
WEBサイトの紹介
●映画『笑う故郷』専用WEBサイト:http://www.waraukokyo.com/
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