ラグーナ・アスールを目指して、ウエムル峰の谷を詰めていく。
湖は驚くほどに青い。
氷河湖といえば、ミルク色のグレイシャー・ブルーが定番であるが、氷河湖ごとに青は青でも色が異なる。
ラグーナ・アスールの青は、とても透明で原色に近い「青」だ。
この湖と氷河と岩峰が私有地であるとは、日本の常識では考えられないスケールの大きさだ。
湖の畔でたっぷりと3時間は過ごしただろうか。
グループの大半がアルゼンチン人であったために、のんびりとマテ茶を回し飲みしながら、ヘルシンガー牧場の宿泊者だけが望める絶景を独占した。