Loading

風景写真家・松井章のブログ

パタゴニア:3種類の南極ブナ② 落葉樹「ニレ」

1.jpg
南極ブナの中で、厳しい環境に応じて姿を変えることができるのが、「ニレ」だ。
常に強風が吹くような場所では、地を這うように背を低くする。
日本の山におけるハイマツのような存在だ。
レンガと違い、冷涼な厳しい場所で小さなブッシュを形成する。
風に対する耐性が強く、レンガと違い、風で倒木することは稀だ。
小さなブッシュなので、大木になることはないが、樹齢200年のニレも確認されている。
秋には、一番最初に紅葉し始める。標高の高い斜面から、徐々に紅葉前線が下がってくる。
ニレはその最前線に生息する南極ブナなのだ。
*Ñire: Nothofagus antarctica
2.jpg
3.jpg

パタゴニアの3種類の南極ブナ①:落葉樹「レンガ」

パタゴニアの常緑樹コイウエ(ギンド):3種類の南極ブナ③

関連記事

  1. パタゴニアの大草原に宿泊:エスタンシア(牧場ホテル)とは

    2017.04.30
  2. 青い氷穴・アイスケーブを探して-ビエドマ氷河ハイキング(エルチャルテン村)

    2018.03.21
  3. パタゴニアの秋:南極ブナの森で(フィッツロイ山麓 エルチャルテン村)

    2017.01.19
  4. チリ暴動による地方の最新状況:パタゴニア・パイネ国立公園

    2019.11.08
  5. パタゴニアの美食「羊」:アルゼンチン伝統料理アサード

    2018.10.11
  6. パタゴニアの大草原の家

    2024.05.06
パタゴニア
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP