Loading

風景写真家・松井章のブログ

パタゴニア:3種類の南極ブナ② 落葉樹「ニレ」

1.jpg
南極ブナの中で、厳しい環境に応じて姿を変えることができるのが、「ニレ」だ。
常に強風が吹くような場所では、地を這うように背を低くする。
日本の山におけるハイマツのような存在だ。
レンガと違い、冷涼な厳しい場所で小さなブッシュを形成する。
風に対する耐性が強く、レンガと違い、風で倒木することは稀だ。
小さなブッシュなので、大木になることはないが、樹齢200年のニレも確認されている。
秋には、一番最初に紅葉し始める。標高の高い斜面から、徐々に紅葉前線が下がってくる。
ニレはその最前線に生息する南極ブナなのだ。
*Ñire: Nothofagus antarctica
2.jpg
3.jpg

パタゴニアの3種類の南極ブナ①:落葉樹「レンガ」

パタゴニアの常緑樹コイウエ(ギンド):3種類の南極ブナ③

関連記事

  1. 初冬のパタゴニアと季節の変化 -フィッツロイ山麓エルチャルテンにて

    2017.08.16
  2. レオナ牧場③草原を抜けて、展望のビエドマ湖へ

    2015.10.22
  3. パタゴニアの風景と「レンズ雲」

    2021.11.27
  4. セロトーレの氷河湖で待つ黎明と朝日:パタゴニア

    2015.04.22
  5. アルゼンチン開拓のシンボル:パタゴニアを駆ける牧童・ガウチョ

    2016.12.19
  6. 氷河の成り立ちを辿る壮大なトレッキング:パタゴニア氷原

    2015.05.25
パタゴニア
2024年12月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP