Loading

風景写真家・松井章のブログ

パタゴニア:3種類の南極ブナ② 落葉樹「ニレ」

1.jpg
南極ブナの中で、厳しい環境に応じて姿を変えることができるのが、「ニレ」だ。
常に強風が吹くような場所では、地を這うように背を低くする。
日本の山におけるハイマツのような存在だ。
レンガと違い、冷涼な厳しい場所で小さなブッシュを形成する。
風に対する耐性が強く、レンガと違い、風で倒木することは稀だ。
小さなブッシュなので、大木になることはないが、樹齢200年のニレも確認されている。
秋には、一番最初に紅葉し始める。標高の高い斜面から、徐々に紅葉前線が下がってくる。
ニレはその最前線に生息する南極ブナなのだ。
*Ñire: Nothofagus antarctica
2.jpg
3.jpg

パタゴニアの3種類の南極ブナ①:落葉樹「レンガ」

パタゴニアの常緑樹コイウエ(ギンド):3種類の南極ブナ③

関連記事

  1. 【悠久の南米大陸】NHKラジオ「まいにちスペイン語」4月号

    2021.06.16
  2. パタゴニアの名峰フィッツロイ展望:テント泊トレッキングの魅力

    2018.06.01
  3. パタゴニアの秋:南極ブナの紅葉とフィッツロイ峰の絶景

    2016.11.16
  4. 写真展「パタゴニア」は3月3日まで開催中/ケンコー・トキナー ギャラリー

    2025.02.24
  5. パタゴニアの名峰:かつて“煙を吐く山”と呼ばれたフィッツロイ

    2025.02.09
  6. 《山岳写真》パタゴニア・フィッツロイ峰と星の軌跡

    2018.08.27
パタゴニア
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP