マメ科の「パラメーラ」は、パタゴニアであれば、どこでも目にする植物だ。
春には黄色い花を付ける。
葉は他の多くのマメ科と同じく羽状複葉であるのだが、パラメーラは少し独特だ。
多肉質で、葉の先端から粘液を出している。
その粘液により、葉に触ると皮膚に絡みつくようで手はベトベトになる。強い臭いも出しているので、必要がなければ触らないようにしている。
この植物は薬草でもある。
葉をちぎり湯に入れると、お茶になる。そのお茶は胃腸に良いのだとか。
これはよく聞く話なのだが、それを実践する人をまだ一度も見たことがないのだ。
*Palamera: Adesmia boroniodes