Loading

風景写真家・松井章のブログ

大草原の小さな花:マリポサ・デル・カンポ/パタゴニアのワイルドフラワー

2.jpg
アルゼンチン湖を望む草原で一休みしようと座った時に、小さな花が砂地から顔を出すように咲いていた。
早春の風は冷たいが、灌木の風下に身をひそめると陽の光が暖かい。
そんな場所に、この花も咲いていたのだ。
ユリズイセンの一種である「マリポサ・デル・カンポ」は、直訳すると「草原の蝶」という意味だ。
“マリポサ”はスペイン語で“蝶”、“カンポ”は“草原、田舎、畑”を意味する。
アルゼンチンやパタゴニアで「カンポ」と言う時には、広大な“パンパ”の広がりや、延々と続く荒野のイメージが、「カンポ」という一つの単語に込められていると思う。
*Mariposa del Campo: Alstroemeria patagonica
1.jpg
3.jpg

パタゴニアの夏に咲く花「イエローオーキッド」

早春のパタゴニアの花・岩場に咲くユキノシタ

関連記事

  1. アルゼンチン&パタゴニア縦断4000km:憧れの「ルート40」旅行

    2017.07.15
  2. 秋のパタゴニア:紅葉に染まる南極ブナの森と暴風

    2017.09.17
  3. パイネ国立公園:グアナコと食物連鎖の果て-パタゴニア

    2016.05.14
  4. パタゴニア・フィッツロイ峰の絶景:雲から現れる一瞬

    2022.11.16
  5. 映画『ダートバッグ:フレッド・ベッキーの伝説』の熱量

    2018.03.28
  6. パタゴニアのエスタンシア:ヘルシンガー牧場⑥

    2015.10.17
パタゴニア
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP