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風景写真家・松井章のブログ

大草原の小さな花:マリポサ・デル・カンポ/パタゴニアのワイルドフラワー

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アルゼンチン湖を望む草原で一休みしようと座った時に、小さな花が砂地から顔を出すように咲いていた。
早春の風は冷たいが、灌木の風下に身をひそめると陽の光が暖かい。
そんな場所に、この花も咲いていたのだ。
ユリズイセンの一種である「マリポサ・デル・カンポ」は、直訳すると「草原の蝶」という意味だ。
“マリポサ”はスペイン語で“蝶”、“カンポ”は“草原、田舎、畑”を意味する。
アルゼンチンやパタゴニアで「カンポ」と言う時には、広大な“パンパ”の広がりや、延々と続く荒野のイメージが、「カンポ」という一つの単語に込められていると思う。
*Mariposa del Campo: Alstroemeria patagonica
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パタゴニアの夏に咲く花「イエローオーキッド」

早春のパタゴニアの花・岩場に咲くユキノシタ

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