春の花・トパトパは、細長い茎に垂れ下がるように、アンバランスに重たそうな袋状の花を付ける。
風が吹くとゆらゆらと大きく揺れる。
陽当たりの良い草原に咲き乱れるので、小さな花に陽が当たると、特に逆光の時には、その黄色が引き立ち美しい。
北半球では「レディ・スリッパ」と呼ばれ親しまれている。
「サパティート・デ・ビルヘン」と同じく、キンチャクソウの一種だ。
キンチャクソウの花は、花弁の下唇が大きく巾着状の袋になる。
トパトパには2種類ある。
一つは、巾着の袋がきれいに丸い。
もうひとつは、巾着が反った楕円形になっている。
*Capachito (Topa Topa / Lady’s Slipper): Calceolaria biflora
*Capachito (Topa Topa / Lady’s Slipper): Calceolaria tenella