「カラファテの実を食べると、再びパタゴニアに戻って来る」と言われて、パタゴニアで最も愛されている植物は、メギ科のカラファテだ。
初夏の１月頃には、カラファテは実を付けて、晩夏に向けて少しずつ大きくなっていく。
３月は、カラファテの熟れる季節だ。
枝には鋭い棘が付いているので、収穫は気を使う作業となる。茂みを抜ける時にも注意が必要だ。薄地の服やダウンであれば破れてしまう可能性がある。
極北で言えばブルーベリーのような存在で、ジャムやアイスなどいろいろ加工されている。
収穫しているとついつい摘まんでしまうので、手や服が青く染まってしまう時がある。
カラファテの収穫の季節が終わると、秋はいよいよ深まって行く。
*Calafate (Palo amarillo): Berberis microphylla
*Calafate Enano (Zarcilla): Berberis empetrifolia
関連記事
-
草原を駆ける牧童・ガウチョの精神
2015.10.02 -
パタゴニアの名峰フィッツロイを望む絶景ポイント：プライベート・キャンプ
2020.02.19 -
《山岳写真》パタゴニア・パイネ国立公園の朝焼け
2018.09.27 -
パタゴニア, ペルー, ボリビア（ウユニ塩湖）, アルゼンチン, ブラジル（レンソイス）, チリ, エクアドル(ガラパゴス), ベネズエラ（ギアナ高地）, 南極, キューバ, メキシコ, コスタリカ, グアテマラ中南米「新型コロナウィルス」の対策・状況の最新情報2/28
2020.02.28 -
青い氷穴・アイスケーブを探して-ビエドマ氷河ハイキング（エルチャルテン村）
2018.03.21 -
白夜のパタゴニア：フィッツロイ峰で望む長い夕日
2017.05.10
