マチュピチュ遺跡から東の峠に向けて、細い道が一本ゆるやかに伸びているのが見える。
この小さな峠にある遺跡が「太陽の門・インティプンク」だ。
そして、この細い道がインカ・トレイルの最後の区間となる、“インカ道”だ。
4日間のトレッキングで歩いてくると、マチュピチュ遺跡は最後まで姿を全く現さない。
息を切らして最後の峠を越えて「太陽の門」をくぐると、マチュピチュが初めて眼前に現れるのだ。
マチュピチュ遺跡からは、インカ道を逆走することになるのだが、片道1時間ほどで行ける。
「太陽の門」からマチュピチュを望めば、マチュピチュがいかに険しい地形に築かれているのかが、よく分かるだろう。