Loading

風景写真家・松井章のブログ

前進するペリト・モレノ氷河が作る氷のアーチ

1.jpg
ペリト・モレノ氷河は、100年ほどのスパンで見ると後退も前進もほとんどしていない、現代では特異な氷河です。しかし、毎年、数メートル~数十メートルほどは、小さく前進と後退を繰り返します。
動きの大小は、氷河それぞれで、氷河はまるで生き物のように活動しています。
数年に一度、ペリトモレノ氷河は、前進して陸地に接するときがあります。
氷河が対岸に接した時には、アルゼンチン湖を左右に分断することになります。
時に、これで生じる左右のアルゼンチン湖の水位の差に、10メートルもの違いを生みます
堰き止めていた氷河の末端は、後退し始めると接していた部分が崩れ始め、最後はアーチ状の橋のようにえぐられて残ります。
このアーチが崩れる日時は、カラファテ中で話題になるのだとか。
いつか立ち会ってみたいものです
2.JPG
3.JPG

ペリト・モレノ氷河:前進・後退を繰り返す不思議

セロトーレの氷河湖で待つ黎明と朝日:パタゴニア

関連記事

  1. パタゴニア南部氷原:ビエドマ氷河とデル・ビエント峠

    2015.05.26
  2. 世界一おいしい羊は、パタゴニア産です

    2012.07.30
  3. 《山岳写真》パタゴニア・フィッツロイ峰と星の軌跡

    2018.08.27
  4. マルビナス諸島(フォークランド)の先住民は誰か?

    2023.02.27
  5. 山岳写真撮影:ペオエ湖畔でパイネ山群を定点観測

    2015.03.25
  6. 「ブッチ・キャシディ」の行方:パタゴニアの草原に消えたアメリカの大強盗

    2010.01.03
パタゴニア
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP