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ブラジル・レンソイス砂漠と風の関係性
レンソイスという巨大な砂漠を作り上げたのは、大西洋から吹き付ける貿易風です。
微細な砂を吹き上げ続けて、いったい何十万年が経ったのか
周辺の自然のリズムは、全て風に支配されています。カシューナッツやマングローブの林も、人の暮らしも、全てが風に大きく影響されています。
“塵も積もれば山となる”自然の造形美。その根底に横たわるだろう、地球の無限の連鎖。
写真家・星野道夫のエッセイ「イニュニック」で引用されていた一節が思い出されます。
“すべての物質は化石であり、その昔は一度きりの昔ではない。いきものとは息を作るもの、風をつくるものだ。
太古からいきもののつくった風をすべて集めている図書館が地球を取り巻く大気だ。
風がすっぽり体をつつむ時、それは古い物語が吹いてきたのだと思えばいい。
風こそは信じがたいほどやわらかい、真の化石なのだ”(谷川雁 ものがたり交響)
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