ボリビアの首都ラパスから、国内線で1時間。4,000mのアンデス高地から一気に標高を下げて、アマゾンの源流域へ、機内から見る景色はみるみる変わっていきます。
ヤクマ自然保護区のジャングル・ロッジに宿泊しながら、ボートで野生動物を観察します。
太陽が真上に位置する頃、狭い川の両側には、ワニがいたるところに現れます。まさに無数のワニ。数えることができない数のワニがいるほどです。中米やその他のアマゾンで、ワニを目にする機会は何度もありましたが、ヤクマ自然保護区のワニの量は圧巻です。
そのような不思議な光景にも慣れてくると、徐々に保護色のワニは風景の一部として溶け込んでいきます。
ここは野鳥の天国でもあり、見上げれば常に鳥の姿を目にします。基本的に、サイズが大きい。
アマゾンならではの、とろっとした水に波紋が広がる時、そこにはピンクイルカもいるかもしれません。船頭を務めるガイドは、飛び込んで一緒に泳ぐといいといいます。
茶色く濁った水は透明度が全くなく、どこにイルカがいるのかもわからず、不気味に凪いだ水面を前にして、一瞬ひるんでしまいます。ピラニアやワニがひそんでいることを思うと、少し飛び込むには勇気がいるからです。
そんなアマゾン川に思い切ってダイブした時に、遠くに険しく存在していたアマゾンが、少し身近に感じられるようになります。
ジャングル・ロッジに滞在
熱帯の夕陽は、燃えるように一瞬