Copyright: Team TEIKEI
イタイプー・ダムで開催
10/8~10/19、ブラジルのイグアスで、ラフティングの世界大会が開催されます。大会の会場は、フォス・ド・イグアス近郊のイタイプー・ダムです。
イタイプー・ダムは、ブラジルとパラグアイの国境線であるパラナ川の中流域に作られたダムです。水力発電を目的に建造されたダムは巨大で、幅は約8キロに及びます。高さは約200m、水の排出量はイグアスの滝の約30倍で、世界最大の水力発電所です。上流にできた人造湖の大きさは、琵琶湖の約2倍です。パラナ川は、約2,000km下流で、河口部のラプラタ川に合流します。
※ラプラタ川は、幅約270kmもある三角江で、川というよりも湾の方が正しい表現にも思えます。北岸にウルグアイの首都・モンテビデオ、南岸にはアルゼンチンの首都・ブエノスアイレスがあります。
大会は、“イタイプー運河”で開催されます。この運河の本来の目的は、“魚道”です。イタイプー・ダムに分断されるパラナ川の魚を保護するために作られたこの人工河川は、2006年以降はカヌーやラフティングのスポーツ用に改修され、利用されるようになりました。
競技用に建造されたコースは、全長430m、川幅8~25m、平均水深は1.2m、水量は最大で毎秒12㎥です。ブラジルのカヌー選手にとっては大変有名な場所で、いわばカヌー・スラロームの聖地に当たるそうです。北京オリンピックの代表選出の大勢も、この川で決定されました。
競技種目の一つは、イグアスの滝の下流・イグアス川で行われます。イグアス川は、パラナ川の支流です。
レース・ラフティングの4種目
ラフティングを競技として競う“レース・ラフティング”は、4つの種目の総合でポイントを競います。
1艇ずつの短距離のタイムを競う「スプリント」、2艇同時スタートのトーナメントでタイムを競う「H2H」、ゲートの通過ポイントを競う「スラローム」、長距離を下るタイムを競う「ダウンリバー」の4種目です。この中でダウンリバーは、イグアス川で競われます。
日本代表チームも参戦
日本代表として、5チームが参戦します。
・男子:チーム・テイケイ (URL: http://team-teikei.com/ )
※10/7、日テレ「News ZERO」で6分ほどの特集予定
※※ノーベル賞受賞のニュースにより、急遽10/14の放映に変更になりました。日テレ「News ZERO」”My Generation”
・女子:The River Face (URL: http://the-riverface.blogspot.jp/ )
男子のチーム・テイケイは、2010年と2011年に2年連続で世界大会に「優勝」しています。
ジュニア・ユースとして、under 23部門で2チーム:新潟大学と一橋大学、under19部門で1チーム:新潟大学の3チームが参戦します。
ぜひ全チームに優勝していただきたいものです!
●大会URL:
http://www.canoagem.org.br/evento/pagina/nome/index/paginas_id/960/eventos_id/585
大会の最新情報やビデオ映像は、上記のリンクにアップされていきます。
Copyright: Team TEIKEI