Loading

風景写真家・松井章のブログ

劇的に変化する森の様相:デシエルト湖とチャルテン

1.jpg
チャルテンの北へ約30キロ、デシエルト湖へ移動すると、気候は湿度を増し森の様相も変わります。チャルテン周辺では、サルオガセが着生していますが、この周辺の木には、分厚い絨毯のようなコケが着生しています。大西洋からの湿度が流れ込みやすい地形で、気候はチリ・パタゴニア的と言えるでしょう。
デシエルト湖への道路ができたのは、このわずか30年ほどです。チャルテンの歴史と同じくらいです。当時のチリとの国境紛争がきっかけで人が居住するようになりました。その紛争は、びっくりするほど規模の小さい小競り合いですが数名の戦死者も出ています。それまでは人の踏み込まない未開の地でした。
チャルテンから北に向うにつれて、フィッツロイは北面が見えるようになり、形が変わっていきます。
雨の多い地域のため、気温も低いのでしょう。チャルテンよりも紅葉が進んでいます。
デシエルト湖を北に渡り、途中で国境を越えて9時間ほど歩けば、チリのフィヨルド地帯に到着します。道は徒歩でしか行けない道ですので、一泊キャンプするのがベストです。
フィヨルドに出ると、チリ側の渡し船に乗り、中部パタゴニアへの国道ルータ・アウストラルに連結できます。
2.jpg
3.jpg
4.jpg
5.jpg
6.jpg

セロトーレ峰を鮮やかに染めるモルゲンロート

いよいよ深まる紅葉の色彩:秋のフィッツロイ山麓

関連記事

  1. 写真を展示:小川清美 写真教室『はじめの一歩写真展』

    2017.10.03
  2. パイネ国立公園:トレッキングと撮影、どちらを中心にするか

    2015.02.09
  3. 秋から冬へ:紅葉のフィッツロイ山麓(パタゴニア)

    2015.06.15
  4. 写真集「パタゴニア-暴風と氷河が織り成す奇跡の絶景」

    2019.06.07
  5. パタゴニア:チャルテン村の建設記念日

    2015.10.13
  6. パタゴニアのエスタンシア:観光牧場として新たな発展

    2015.10.09
パタゴニア
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

最近の記事

アーカイブ

PAGE TOP