パタゴニア大陸氷床(南部氷原)から吹き降ろす風は、時に信じがたいほどの強さで吹きます。そのような風が吹く谷には、写真のような木を目にすることでしょう。
常に同じ方向から風が吹くので、このような形になってしまったのです。
この木は、エスタンシア(大牧場)の防風林ですので、その役目を十分に果たしていると言えます。
そんな強風の日には、上空からはジェット機が何機も飛んでいるような不気味な音が谷に鳴り響いているのものです。
防風林の中の瀟洒なエスタンシアの客室やゲストルームには、風は届かず静かな時間が流れます。