チリ中部からペルー北部まで伸びる長大な太平洋の西岸砂漠は、太平洋の海流の影響を常に強く受けています。その海流の名前は、フンボルト海流です。南極から北上する冷たい海流の影響で赤道近くのペルーでも海水は冷たく、大気も冷やします。
5月~10月頃は、この海流の影響で吹く風と霧により、気温はぐっと下がり、ペルーのリマなどは濃い霧に一日中覆われる日も多くあります。エル・ニーニョ現象なども、この地域で起こりますので、世界の気象に大きな影響を与える海流と言えるでしょう。エル・ニ-ニョ現象は、砂漠の生態にも大きな影響力を持っています。
その湿った西風は、チリのアタカマでは古来から「カマンチャカ」、ペルーでは「ガルーア」と呼ばれています。
その風が吹く時、砂漠の植物には恵みの時となります。
今週の土曜日(1月25日)放映、「チキュウノハテ」では、そのようなアタアマの魅力を追いますので、ぜひご覧ください!
カマンチャカ
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<CBC製作/TBS系全国28ネット>
2014年1月25日(土)午後2:00~3:24放送
「チキュウノハテ ~星降る砂漠と幻の花園・南米大陸へ~」
番組URL: http://hicbc.com/tv/chikyunohate/
Facebook:https://www.facebook.com/cbc.chikyu
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