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風景写真家・松井章のブログ

【ギアナ高地】ロライマ山上からの絶景と、トレッキング

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ギアナ高地のロライマは、テーブルマウンテンとしての形の美しさで有名です。横には、ロライマから分裂したクケナンもやはり美しくそびえています。
20億年という地球最古の大地は、外界から隔絶された進化を続けました。何百もあるテーブルマウンテンのそれぞれが別々の進化を遂げたことから、山により動植物の生態が違います。かつて超大陸として存在したゴンドワナ大陸がプレートテクトニクスにより現在の五大陸に分かれるまでの、とてつもない時の中で、プレートの回転軸として動かなかったのが、「ギアナ高地」です。
山上には、跳ねることのできない太古のカエルが今も生息しています。水はけの良い大地では土が少なく、昆虫から栄養を取る食虫植物を多く見ることができます。そして、無数に散らばる水晶。
弊社が手配するトレッキングでは、テント・ポーター・トイレテント・マット・シュラフ・テーブル・食器などなど、トレッキングに必要な全ての道具を用意して、現地のペモン族たちが運びます。ほとんどの荷物をスタッフが運ぶとはいえ、決して楽なトレッキングではありませんが、ぜひあの山上の絶景を一人でも多くの人に見てもらいたい、そんな景色です。
ロライマは、徒歩で往復するか、片道ヘリ・片道徒歩で行くかにより、だいぶ費用に差がでます。ヘリを使うことは時間を買うことになるのですが、近郊に数機あるだけの一機をチャーターすることから、非常に高額です。時間があり、体力に自信のある方には往復徒歩がお勧めですが、往路ヘリ・復路徒歩で行く方がロライマ山上での滞在時間は長く取ることができます。
ベネズエラ南東部に位置するロライマは、首都カラカスから山麓への移動にも時間がかかるので、エンジェルフォールのみを往復する旅行とは、旅行日数がだいぶ異なる、トレッキングの旅となります。
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