オアハカはメキシコの中でも非常に催し物が多く、盛大にクリスマスを祝う街として人気があります。
毎年クリスマス時期には、街の盛り上がりに合わせてクリスマス期間限定の特別コースを実施致しています。2012年度の「クリスマス留学」開催時期は12月3日~12月28日の4週間となります。
この期間は、コースが『クリスマス・コース』になります。授業内容が、クリスマスに特化したものになり、歴史的、文化的な観点からオアハカの、そしてメキシコのクリスマスを学んで頂けます。使用されるテキストは通常時のものと変わらないので、もちろん平常時と同じようにスペイン語を文法的に学んで頂けます。授業内容だけではなく、この時期に合わせた特別な文化研修クラスが開講されたり、受講生向けに小さなパレードを開催し本場の雰囲気を味わってもらう等、様々なイベントもご用意致しておりますので、体系的にキリスト教国の伝統的なクリスマスを味わって頂けます。
下記、「クリスマス・コース」のイベントをご案内します。
【ピニャータ作り】
12月3日~12月13日の毎週月曜日~木曜日に文化研修クラスの中でピニャ–タ作りが開講されます。ピニャータとはメキシコの伝統的なくす玉のことで、大きさは小さめの人形くらいのものから横幅70cm程のものまで様々あり、7つの角が付いているものが伝統的なものですが、最近はアニメのキャラクターを模した人形等バリエーションが多く存在します。作られたピニャータは紐で吊るし、大人達が紐の端を持ちピニャータを上下させ、それをその場にいる最年少の子供がスイカ割りの要領で棒で叩き、中からでてきたお菓子を子供達で分け合うというものです。文化研修授業、『Making Piñatas』ではご自身オリジナルのピニャータを作って頂き、12月20日当校で開催されるポサーダに供えます。写真は過去当校で開催されたピニャータ作りクラスと、ピニャータ割りの様子です。
【ポサーダ】
メキシコでは12月16日~24日まで、キリストの両親であるホセとマリアがベツレヘムで寝床を求めさまよったことにちなみポサーダと呼ばれる宗教行列が行われます。人々はそれぞれ好きな家を訪問し、軒先で歌を歌い、返答をもらえたら家に招かれ食べ物や飲み物、ピニャータをもらうことが出来ます。20日に受講生向けに敷地内でポサーダを開催、上演し、皆様に参加型のクリスマスを提供しています。
【大根の夜】
オアハカのクリスマスで有名な催し物の一つが12月23日に行われる大根の夜(La noche de Rábanos)です。オアハカ世界遺産歴史地区全体がエキシビジョンのステージとなり、野菜農家や花屋が2ヶ月前から準備し、自分たちの野菜で作った作品を至る所に展示、飾り付けます。その日は中央広場や寺院等がかわいい動物や聖人達で彩られます。夜には中央広場に長い列が出来る程の人気で、中には4時間待ちの方も居る程の盛り上がりとなっています。その中央公園はポインセチアが一面に植えられ、大根の作品群と相まって美しい光景が広がります。日本では味わえない伝統的な文化の一端として非常に人気のあるイベントになっています。
その他クリスマスイヴの宗教行列『Noche de calendas』やその最後に行われる伝統的なミサ『Misa de Gallo』等、オアハカにはクリスマス時期の催し物が多くあります。キリスト教とメキシコの伝統の交わったオアハカならではのクリスマスを体験していただきます。
詳しい内容のお問い合わせや質問ご相談などございましたら、ぜひ弊社までご連絡ください。
ピニャータ作り