屋久島・宮之浦岳
「ぼくたちが毎日を生きている同じ瞬間、もうひとつの時間が、確実に、ゆったりと流れている。日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうか、それは天と地の差ほど大きい。」(星野道夫)
星野道夫さんの言葉は、私にとっては聖書のようなものです。
私の「もうひとつの時間」が流れる場所、「聖地」はパタゴニアです。
フィッツロイやパイネ、何もない大平原、パタゴニアにいるだけで、心底幸せです。
特にあの暴風がたまらなく好きで、パタゴニアで暴風に巻かれている時、このまま死んでもいいと思えるほど幸せです。
そんな場所を聖地というのでしょう。
私は、日本にいながら、パタゴニアを感じることができる。
それでも、身近な聖地も必要だなと思っています。
最近、山歩きをしていないので、代わりにジョギングをしています。
体力的にはカロリー消費して満足ですが、住宅地を走っても心が満たされない。
ふざけた小学生にダッシュで追い抜かされたりして、住宅地はやはり住宅地です。
日帰りで行ける、そんな聖地が欲しいものです。
そこそこ山奥で、人が少なくて、ちょっと大きな広葉樹がある場所。
ちょっとオッサン臭いですが、そんな場所を探しています。