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黄色い花を咲かせる「ロシータ・デル・カンポ(アカネ科)」
「荒野の小さなバラ」を意味する「ロシータ・デル・カンポ」は、アタカマ砂漠の固有種の一つで、アカネ科の一年草です。
アタカマ砂漠に一斉に咲く花々はどれも可憐で儚げに揺れているものですが、「ロシータ・デル・カンポ」は特に小さく、その凛とした佇まいが目立つ花です。
砂漠を染めるような群生はしていませんが、内陸・海岸部を問わず広く分布しているので、すぐに見つけられるでしょう。意識していないと、「パタ・デ・グアナコ」や「マルビージャ」の群落に目を取られ見過ごしてしまいますが、地面をよく見ているとあちこちに咲いていることが分かります。
アタカマ砂漠を彩る花々の中で、「ロシータ・デル・カンポ」は名脇役といった存在です
開花の期間は割と長いのか、あるいは分布が広いのか、他の花々が咲かない環境でも、この花だけが咲いていることもありました
◎学名: Cruckshanksia pumila (アカネ科 :Rubiaceae)
【動画】砂漠が花に覆われる:チリ・アタカマ砂漠の絶景
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