ペリト・モレノ氷河は、100年ほどのスパンで見ると後退も前進もほとんどしていない、現代では特異な氷河です。しかし、毎年、数メートル~数十メートルほどは、小さく前進と後退を繰り返します。
動きの大小は、氷河それぞれで、氷河はまるで生き物のように活動しています。
数年に一度、ペリトモレノ氷河は、前進して陸地に接するときがあります。
氷河が対岸に接した時には、アルゼンチン湖を左右に分断することになります。
時に、これで生じる左右のアルゼンチン湖の水位の差に、10メートルもの違いを生みます
堰き止めていた氷河の末端は、後退し始めると接していた部分が崩れ始め、最後はアーチ状の橋のようにえぐられて残ります。
このアーチが崩れる日時は、カラファテ中で話題になるのだとか。
いつか立ち会ってみたいものです