「アンデス山脈の盟主」南米最高峰アコンカグア(6962m)は、威風堂々とした巨大な山容が特徴だ。
アルゼンチン・チリ国境付近の山麓、オルコネス谷は遠望ながらも、その巨大さに圧倒されるだろう。
オルコネス谷(2800-3000m)から望むアコンカグアの展望は、前衛峰や左右の谷に隠される部分もあるのだが、往復約2~3時間ほどのハイキングで気軽に楽しめるのが魅力だ。
よく整備された道と草原、山々の展望の中で歩き、草原でピクニックしていれば、まるで自分がスイス・アルプスを歩いているような錯覚を味わえる。
アコンカグア峰の展望にこだわるのであれば、テント泊でベースキャンプに泊まる必要がある。
アコンカグア山塊の核心部ともいえる大展望台を往復するには、2・3泊のテント泊トレッキングで山の懐深く入り込むことになる。
南半球では12月~2月が夏に当たる。夏は夜の10時過ぎまで明るい。
天候に恵まれると、アンデス山脈の東斜面や高原地帯に特徴的なギラギラとした光線はかなり強く、空気はとても乾燥している。
夜は、アルゼンチン・メンドーサ産のワインを飲み、アルゼンチン名物の洗練された焼肉「アサード」で、日中の渇きと空腹を満たしたいものだ。
アコンカグア国立公園の入口「プエンテ・デル・インカ」
「インカの橋」を意味する「プエンテ・デル・インカ」は、温泉から染み出すミネラルで覆われた天然の橋だ。かつて湯治場として活用された建物は、徐々に鉱物に覆われている。アルゼンチン・メンドーサとチリ・サンティアゴを結ぶ幹線道路で、ここはちょっとした観光地だ。
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