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パタゴニア南部氷原(大陸氷床)トレッキングとは
広大な雪原が広がるパタゴニア南部氷原を歩き、フィッツロイ山群を一周します。
パタゴニア南部氷原は、南極、グリーンランドに次ぐ世界で3番目に大きな巨大な氷原です。この一端を歩き、氷河源流部から中流を経て下流、そして氷河末端までの氷河創生の全てを展望できるでしょう。
フィッツロイ山群を一周するので、名峰セロトーレは貴重な西面から望めます。セロトーレ直下のキャンプは、氷河を抱く針峰に囲まれた山岳展望が抜群に良い場所です。
果てしない氷原、フィッツロイとセロトーレの山岳展望、そしてビエドマ氷河の源流から末端まで展望する、パタゴニアで最も美しいトレッキング・ルートで、フィッツロイ山群の全てを見ることができます。
【コース概要】
フィッツロイ北部のマルコーニ氷河を歩き2日間かけて山上の雪原に(アイゼン装着)登ります。広大な雪原をスノーシューで歩き、セロトーレ直下のキャンプ地へ。セロトーレを中心に、氷河を抱く針峰群に囲まれた抜群に展望の良いキャンプ地です。雪原の彼方には、マリアーノ・モレノ山群を望み、ビエドマ氷河の源流部へさらに雪原を歩きます。
トレッキング後半は、ビエドマ氷河のサイド・モレーンに上陸して歩きます。ビエドマ氷河を望みながら、美しい清水が流れる草原や沼沢地を歩きます。ビエドマ氷河の下流でウエムル峠を越えると、広大なビエドマ湖とパタゴニア東部の乾燥した草原、ビエドマ氷河の末端部を見下ろせます。
ビエドマ湖岸に降りて、最後はボートで渡り、チャルテンに戻ります。
予備日2日間を含む7泊8日トレッキングです。
詳しくは、モデルプランにご覧ください。
【体力の目安】
・80リットル(約20kg)のザックを担ぎ、一日当り標高差800mの往復・約8時間の歩行ができる体力を必要とします。申込前には、弊社で体力や経験をお聞きします(免責承諾書と健康確認書の提出)。参加不可と現地あるいは弊社で判断する場合は、お申込をお受けできない場合もあります。
・スノーシュー、ハーネスは現場でお貸ししますが、ご自身で運んでいただきます。スノーシューはザックの外側に外付けします。
・アイゼンはご自身のものをお持ちください。
・氷原上では、スタッフはソリを引きます。お手伝いいただく場合もありますので予めご了承ください。
・テント設営では率先してガイドを手伝ってください。
・通常のトレッキング・ツアーと異なり、「エクスペディション」となります。雪山登山や雪山でのキャンプの経験、アイゼンやスノーシューでの歩行経験、岩場を登る初歩的な技術は必須です。
※別料金で、荷物運搬の専属ポーターを同行させる手配も可能です。
モデルプラン
1日目 <ブエノスアイレス→カラファテ→チャルテン>
ブエノスアイレスで、国際線空港から国内線空港に乗り継ぎ、パタゴニアのカラファテへ
着後、専用車にてチャルテン村へ
ホテル泊
2日目 <チャルテン滞在>
スタッフとミーティング。荷物の計量や装備チェックを行います。
ホテル泊
3日目
《トレッキング1日目》
専用車で、スタート地点へ。
南極ブナの森林帯を抜けて、マルコーニ氷河末端部のキャンプへ。
(歩行距離:12キロ、歩行時間:6時間、標高差:50m)
テント泊
4日目
<トレッキング2日目>
アイゼンを装着して、氷河を歩きます。
氷河上流のマルコーニ峠へ。
(歩行距離:10キロ、歩行時間:9時間、標高差:800m)
テント泊
5日目
<トレッキング3日目>
マルコーニ峠を越えると、パタゴニア氷原の雪原が広がります。スノーシューに履き替えて、セロトーレ直下のキャンプへ。
(歩行距離:12キロ、歩行時間:7時間、標高差:50m)
テント泊
6日目
<トレッキング4日目>
天候予備日
テント泊
7日目
<トレッキング5日目>
ビエドマ氷河の上流でサイドモレーンに上陸します。荒々しい氷河を望みながら、デルビエント峠のキャンプへ。
(歩行距離:10キロ、歩行時間:9時間、標高差:800m)
テント泊
8日目
<トレッキング6日目>
天候予備日
9日目
<トレッキング7日目>
ビエドマ氷河の末端を目指し、さらにサイドモレーンを歩きます。ビエドマ氷河の末端を望む展望のキャンプへ。
(歩行距離:8キロ、歩行時間:7時間、標高差:300m)
テント泊
10日目
<トレッキング8日目>
ビエドマ湖の湖岸のボート乗り場へ。トレッキング終了。
(歩行距離:5キロ、歩行時間:3時間、標高差:600m)
ボートと車を乗り継ぎ、チャルテン村へ戻る。
11日目
専用車でカラファテ空港へ。
国内線でブエノスアイレスへ。
専用車で国際線空港へ乗り継ぎ。
夜、国際線発